当院に寄せられるご質問内容です。
肩コリ・腰痛で治療にいったら、骨盤がずれていると言われました。背骨も曲がっている、ずれていると言われましたが治りますか?
骨盤、いわゆる仙骨と腸骨の関節の事だと思いますが、関節ですから必ずずれることはあります。しかし実験にて計測したことがありますが、ほとんどずれることはありません。まして骨盤矯正を必要とする意味が分かりません。しかし、実際に転倒して、骨盤のずれを確認した症例写真もありますのでお見せします。施術後の写真と比較してください骨盤のずれが治っているのが分かります。一般的には、余程の外力かあるいは、反復継続した姿勢不良から起りえることもあります。しかし、痛みの原因が骨盤にあるわけではありません。この辺をしっかり確認することが必要です。骨盤がずれているような患者さんは、非常に少ないと思います。痛みの原因が、骨盤のずれにあると考えられれば、わたくしの施術所では、確認のため必ずレントゲン検査を依頼致します。
骨盤がずれているとか、背骨が曲がっているといわれて患者さまが、よく来られますが、基本的に科学的根拠、例えばレントゲンにもとづいた治療を受けられている方は、ほとんどおられません。習慣・年齢に応じて多少、側湾を起こしている方もたくさんおられます。しかし、これが痛みの原因かどうかは疑問です。長年かかって生じたずれがあるとすれば、それは病的かも知れませんが、それなりに現在の状況では正常なのです。当然長期的なスパンで施術するべきでしょう。安易に外力を加えて元に戻そうと矯正すると、さらに痛みの原因になります。
肩コリがひどくて、手がしびれるのですが治りますか?
肩コリがひどいと、肩・頚の筋肉が緊張し血流が悪くなります。それが原因で筋肉の緊張が強くなり、筋肉の伸長制が低下し、筋違いといわれるような現象を起こします。これは、いわゆる筋肉の過緊張が原因でおこった頸部の捻挫です。こういうケースは、保険適用となります。
しかし、一般的に頸椎椎間板症・頸椎ヘルニア・胸郭出口症候群・頚腕症候群などいろいろあります。基礎疾患として、こういう病変を有する人であっても必ず、病的所見があるとは限りません。寝違いや筋違いなどを起こして、はじめて基礎疾患に気づく人も多く見られます。当院では、あまり頻繁に頸部捻挫などを起こす人には、医科への診察・検査を依頼しております。あくまで現症状と基礎疾患は別です。疼痛緩和を優先し経過良好となった時点で、基礎疾患へ対するアプローチを行います。自宅での運動やリハビリの指導も積極的にしております。
捻挫しましたが、いつまでたっても治らないのは何故ですか?
症例として挙げていますが、捻挫のステージ分類による施術とリハビリが出来ていないからです。病態把握が最も大事です。固定を進めると皆さん嫌がりますが必要であれば固定する方針で進めます。本人がどうしても、仕事や日常生活にて支障がある場合はテーピングなどもいたしますが、いずれにしても相談の上いろいろな選択肢があります。今回の質問では、たぶん捻挫後に一定期間がすぎると、本来はすでに靭帯は正常な組織に再構築されるのですが靭帯組織が瘢痕化してしまい、関節が緩んでいると考えられます。このようなケースでは、サポータを着用して頂きます(当院は販売などの行為はしておりません。専門店を紹介して、その症状にあわせたサポーターなどを買って頂いております)。そして、最も大事なのは足関節の周囲筋の強化や足の荷重バランスです。これらのことを考えてリハビリをする事が必要です。正確な所見をもとに個人にあったリハビリメニューを作成致します。自宅でも出来ることがあれば、自宅でというのが基本です。
打撲したのですが、病院にてレントゲン検査して骨折はないと言われましたが、いつまでも痛みが引かず正座が出来ません。
よくレントゲンでは異常なしということで来院されますが、なかなか痛みが引かないというケースがあります。よくある症例が骨の微細な剥離骨折であったり、膝蓋骨の骨傷といわれるものもあります。レントゲンやMRIでも分からないほどの症例も良くあります。後で骨化が見られ、やはり骨折していたなという症例は多数あります。少し例は違いますがバイクで転倒されました。肩が上がらず局所的に限局して圧痛がありました。レントゲン検査では、分かりにくくMRI検査依頼しました。医師の診断では単なる肩関節の打撲でした。MRIを良く見ると肩関節の腱付着部にかすかに異常な信号が見られました。しかしあまり大したことは無いので打撲と診断されたのだと思います。私は、経験的に長期化すると推測し固定し、骨の癒合を早くする機器を使用して施術を始めました。10日前後立ちますが、やはり腕は上がりません。もうしばらく固定継続となりましたが、推測どおり微細な骨折かなと愚考しております。いずれにしても費用をかけて再度、検査するのもどうかなと、本人と相談し最初の判断通り施術を継続しております。ただの打撲なら、もう治っていると思います。このような症例は数多くあります。疑わしい時は、何度も検査するか疑わしければ、その病態を想定して施術する事です。経過がよければ、すぐに固定も外せるわけですから。














